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クジラの生存戦略が面白い!ハクジラ類とヒゲクジラ類の違いマッコウクジラの凄さ

ヒゲクジラ類・ハクジラ

クジラ類には大きく分けて2つの種類があります。ヒゲクジラ類とハクジラ類です。

大きな特徴として、食べるものが違います。ヒゲクジラ類はプランクトンを食べます。

対して、ハクジライカや魚などを食べます。

 

実はこの食べ物の違いというのは生物の形態に大きく影響します。

食べ物の違いで形態が変わる

ヒゲクジラの代表的なクジラはシロナガスクジラでしょう。

 

彼らは海洋プランクトンを食べますが、なぜあんなにも小さな生き物達を食べてあそこまで大きな体に成長するのが不思議ですよね。

実は、プランクトンは1つ1つはとても小さいですが、獲物を捕らえる際にあまりエネルギーを使わなくて良いのです。基本的に口を開けてガバッと食べるだけですからね。

 

さらに、シロナガスクジラなんかはたくさんのプランクトンを口に入れられるように進化しています。

クジラは皮膚が伸びにくく、本来であればたくさんのプランクトンを食べることができないのですが、人間でいうところの胸付近まで口が伸びており、大量の海水とプランクトンを口の中に入れることができるようになっているのです。

かなりコスパのいい体をしているわけですね。

消費エネルギーは少なく、なおかつ、大量にエネルギーを手に入れられるからこそあそこまで大きくなったのです。基本的にヒゲクジラはこのような生態をしているので、デカイです。

それに対して、ハクジラは名前の通り、歯があります。彼らはヒゲクジラ類とは違い、イカや魚を食べます。余談ですが、イカや魚は歯がなくても食べられるんですけどね。クジラは基本丸呑みです。一応、いろんな使われ方はしているようです。

プランクトンに比べると1匹あたりのカロリー量が多いので、数匹捕まえれば食料は大丈夫なのですが、なにぶん魚やイカ、エビなどは動きが早いので、デカイ体では食料が確保できませんし、彼らを捕らえるためにエネルギーを多く使ってしまうので、大きくなることはできません。

 

しかし!

ハクジラにもデカイ奴がいるんですよね。不思議に思いませんか?

その代表的なクジラがマッコウクジラです。

マッコウクジラのなぞ

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ハクジラ類の中で最も大きく、歯のある動物では世界最大で、巨大な頭部形状が特徴。

 下顎(したあご)に20-26対の円錐形の歯を持っています。それぞれの歯は約1kgもの重量を持っています。いかにマッコウクジラがデカイか変わりますね。

ヤリイカやダイオウイカなど主な食性はイカ類であり、スケソウダラやメヌケ、フリソデウオ科やツノザメ科のような大型の深海魚類も餌として捕食します。

 

ハクジラに分類されるのですが、このマッコウクジラめちゃデカイんですよね。

こんな図体では魚やイカなどを捕らえることができないはずなんですが、何故か生きている。ということは、捕まえられているんですよね。一体どうなってからのでしょうか?

 

実は彼ら深海に潜って食料を確保しているんです。

深海にもたくさんの生物がいることは皆さんご存知だと思います。深海の生物って基本鈍いんですよ。何故なら酸素が少ないから。我々は酸素を取り込んで、ATPと化学反応を起こし、そのエネルギーで活動しています。要するに、酸素がないと動けないわけです。深海の生物は酸素が少ないので動きが鈍い。

対して、マッコウクジラは大気中から酸素を大量に取り込んだ状態で深海まで潜るので、深海の生物に比べると早く動けるので、簡単に食料が手に入ってしまうわけです。しかも、マッコウクジラは深海潜水に特化した体の作りをしてあるので、深海では敵が全くいないのです。

マッコウクジラの潜水能力はクジラの中で群を抜いています。ヒゲクジラ類の潜水深度は200- 300m程度とされていますが、マッコウクジラの場合は、全身の筋肉に大量のミオグロビンを保有し、これに大量の酸素を蓄えることが可能であるため、1時間もの間を呼吸することなく潜っていられることが可能です。さらに、これによって肺を空にして深海の水圧を受けないことも明らかとなっているのです。

通常では、約1,000m近くの深海に潜ってから息継ぎをするために水面に上がり始めるまでの20分ほどの間、深海にて捕食などの活動を行っています。また、3,000mを潜ったとする記録もあり、深海層での原子力潜水艦との衝突事故や、海底ケーブルに引っかかって溺死したと見られる死骸の発見などの実例が、この記録を裏づけています。しかし2,000m以上の深さまで潜ると捕食すべきイカなどの数も少なくなるため、それ以上はあまり積極的に潜ろうとするとは考えにくいとも言われています。

 

深海で大量の食料を底コストで手に入られるようになったからこそ、ここまで大きな体になることができたわけですね。

また、余談ですが、ダイオウイカマッコウクジラが死闘を繰り広げるみたいな風潮ありますけど、あれ嘘ですねw

そんなに食べるのに苦労するならまず食べないでしょうし、簡単に食べられなければ、カロリー消費が激しく、あそこまで体は大きくなりません。

 

ダイオウイカはぶよぶよの雑魚

2007年2月に南極海で捕獲された重さ495キロのダイオウホウズキイカ(Mesonychoteuthis hamiltoni、別名コロッサル・スキッド、colossal squid)。これまで発見された中では世界最大とされ専門家らを驚かせたこのイカだが、新たな研究によると、実際はどうやら「海のT-REX(大型肉食恐竜ティラノサウルス・レックス)」ではなく、「動きの鈍い肥満体」であった可能性が出てきた。研究チームを率いる海洋生物学者のSteve O'Shea氏が21日、AFPに語った。

O'Shea氏は、ニュージーランド国立博物館に寄贈されたこのダイオウホウズキイカについて、太りすぎの繁殖マシーンだと指摘する。

同氏は「巨大イカは攻撃的で危険だと言われており、昔から恐怖の対象とされ正しい姿が伝えられてこなかった」とした上で、「研究の結果、凶暴どころか、成長するにつれおとなしくなっていくのではないかと考えられる。予想外の奇妙な現象だ」と語った。

同氏によると、現在、われわれが目にしている姿は変形前の姿だという。このイカは、成長すると体長は縮まる一方で体の幅が広くなり、数千個の卵を抱えるゼラチン質のブヨブヨした塊に変形するという。
この形状がイカの行動や捕食能力に影響を与えるとみられている。

O'Shea氏は「このイカがすごいスピードで海中を泳ぎ回るなんて想像できない。ファイティングマシーンになるにはブヨブヨしすぎだ。恐らく卵を抱えて海底でごろごろしているんだろう、死んだ魚とか食べながら」と語った。

http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2509220/3249106

http://www.stuff.co.nz/images/750081.jpg

同じクジラでも戦略が違う

このように、同じクジラでも生存戦略が全く異なるのです。面白いでしょ?

マッコウクジラは、ハクジラの中でも特殊な深海潜行型として高度に進化適応を遂げた種です。

この進化がどのような条件下で引き起こされたものであるかについては未だ詳らかにされないものの、彼らの祖先にあたるクジラが、他の大小多様なハクジラ類や大型サメ類との浅海域での生存競争に敗れ、食いはぐれての結果的選択であるとの推測はできます。

競争に敗れた動物も他所に活路を見出して、その上で新たな環境への的確な適応を遂げられた場合に限って、新しい種として子孫を残し、進化を次の段階へ進めていくことが可能となるのです。

彼らの祖先は、何らかの条件の下でクジラ類にとっては未踏の海域であった深海という環境に挑み、長い時間をかけて現在の高度に適応したマッコウクジラの形質を獲得していったと考えられ、ダイオウイカ等の巨大無脊椎動物の生息によって深海という環境の生物量が決して貧しくはないことが、彼らの祖先の進化を下支えしつつ促したと考えられます。

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ちなみに、ダイオウイカはこんなにでかい。

ハクジラ類が持っている反響定位の能力も深海にあって大いに威力を発揮し、彼らを優勢種に押し上げています。

ザッと違いを説明しましたが、食べるもので大きく体の作りが異なることも分かったと思います。

海の中では勝てなくとも、深海でなら勝てる。それを彼らの祖先の誰かが発見したからこそ、マッコウクジラはこれだけの巨体にまで進化したのです。

これが生物の面白いところですよね。環境に合わせて最適化していく面白さ。負けても別の場所まで活路を見出すたくましさ。

人間にも勇気を与えてくれるような気がします。

人間にも戦略が必要

人間もまた生物ですから、どんな環境にも適応できるように、様々な知恵を絞ったりしているわけです。人間はかなり特異は生物ですけどね。ここまで頭が良い動物は地球上には残念ながら存在しません。

しかし、これは生物という大きなくくりだけの話ではありません。人間個人も何かしらの戦略がなければ生き残れないのです。

計算が高い、プレゼンが得意、英語が得意などなど。環境に合わせる能力がなければ死んでしまうのです。

自分はどうすれば生き残れるのかを改めて考えてみるとおもしろいかもしれませんね。

ハクジラの特徴

イカや魚を食べることが多い。

歯がある。使われる用途は様々。

比較的頭部の比率が小さい

噴気孔は一つである。

皮下の形態では、鼻腔内に発声唇と呼ばれる音を発するための器官と音を収束するメロンがあり、これらを使用した高周波エコロケーション能力を持つ。

上顎骨は鼻孔が頭頂部へ移動した事にともないテレスコーピングと呼ばれる形態を示すが、伸長した上顎骨は眼窩の上を通って(ヒゲクジラ類は下)眼窩後方に達し、「上眼窩突起」と呼ばれる筋肉の付着部を形成する。ここに付着する顔の筋肉及び発声唇を使用し高周波音が発せられると推定されている。

鼻孔はハクジラ類は一つである。

また現生群では頭骨の骨要素及び軟組織が左右非対称となっているが、これは高周波エコロケーションに特化した機能を持つためとされる。初期の化石種では頭骨が左右対称のものも存在するが、軟組織がいかなる状態であったかは不明である。

現生のクジラ類では耳骨が頭骨から遊離しているが、ハクジラの耳骨は一部の種を除いて軟組織のみで頭骨に接しており、完全に骨による接続は断たれている。また、耳骨の構成要素、耳周骨(蝸牛などを収めた骨)と鼓室胞(耳小骨を収めた骨)も分離した状態にあるのも特徴的である。

これと関連して、ハクジラの下顎骨は縦方向に幅があり、後部に大きな開口部を持つ。この部分には脂肪組織が収まっており、下顎骨で受けたエコロケーションの反響などの音波を内耳に伝導する役割を果たしているとされる。こうした形態は高周波エコロケーションこそ行っていないもののムカシクジラ類にも存在しており、祖先から受け継いだものであると推定される。

嗅覚

嗅覚に関しては、一部の種の発生段階を除いて嗅球、嗅神経も消失しており、嗅覚は完全に退化している。

 

ヒゲクジラの特徴

デカイクジラが多い。プランクトンを食べる。 

歯は基本的にはない。

頭部の比率が大き良い

鼻孔はヒゲクジラ類が二つ有する。

エコローケーションは使えない。

嗅覚

ヒゲクジラは僅かながら嗅覚を残している。

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