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漫画もネットに適した形に変化していかなくてはいけない

 

ネット上の漫画などの海賊版に利用者を誘導する「リーチサイト」に大阪地裁の実刑判決が下った。海賊版サイトについては出版業界の訴えを受けた内閣府でも議論がすすみ、サイトへの広告を抑える方針などが決まった。漫画は日本のコンテンツ産業の核。

 

■「ウェブトゥーン」スマホに最適化

 

 

韓国のマンガの人気が高まっている

韓国のマンガの人気が高まっている。海賊版サイトが横行している理由には、無料という点に加え、最新の作品を横断的に閲覧できるなど使い勝手のよさがある。日本の出版界がデジタル対応におくれたことが、違法ビジネスの台頭を許した面があるのではないか。

音楽産業はかつて、CDにコピー制限をかけることで売り上げが減ることを補おうと試みたがうまくいかず、試行錯誤をへて定額配信やライブの強化など、ネット時代に応じた収益確保の方法を開拓した。漫画界も新たなビジネスモデルの開発が急務だ。

韓国ではスマホに対応した漫画「ウェブトゥーン」が年々市場を拡大し、1兆ウォン(約960億円)に達したともいわれる。フルカラーで、上から下へ縦にスクロールする構成は、漫画に不慣れな人にもやさしい。せりふは横書きだから英語への置き換えもしやすく、部分的にアニメを取り入れるなどの試みも可能。新人作家も気軽に作品を発表できる。

 

■「日本文化解禁」の打撃から復活

 

1998年以降に進んだ日本文化の解禁で、韓国の漫画界は大きな打撃を受けた。活路としたのがネットだ。ウェブトゥーンはまず無料公開で普及し数年前から順次有料化。日本でドラマ化される人気作や高額の収入を得る作家も登場した。

配信企業も成長し、海外展開にも力を入れている。日本の漫画市場の約半分はすでに紙ではなくネットだが、主要な配信会社は韓国系企業だ。各話単位で課金したり一部を無料にしたりと、ネットで稼ぐノウハウを蓄積しつつある。

日本の出版社の多くは書籍向けの原稿をそのままネットに載せたり、販売が「巻」単位だったりと印刷物中心の発想からなかなか脱却できずにいる。

編集委員 石鍋仁美

日本の漫画文化を変えるのはLINEマンガ?

LINEマンガのようなマンガアプリが近年ユーザーの確保に成功している。

pixivコミックやLINEマンガなどの漫画アプリでデビューする作家も珍しくなく、また、インディーズも育てていることから、今後はネットに適応したマンガが作られていくと予想される。もうすでに、紙ではなくスマホタブレットで本を読むという人が多く。特に若い世代ではほぼスマホで読書を完結する傾向にあるため、韓国のウェブ漫画のようになっていくと予想される。

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