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アニメーターの待遇が良くならない理由

ブラック業界として名高いアニメ業界。

アニメの市場規模自体は広がっていますが、そのアニメを作るアニメーターの待遇がなぜ悪いのでしょうか?

今回はアニメーターの待遇について考えていきます。

理由は?

1.待遇が悪くてもやりたい人が多くいるから

2.絵を描くだけなら海外でも委託した方が安いから

 3.製作委員会に金が取られるから

 

1.経済原理が働き、価値(給料)は需要と供給の関係で決まります。

アニメーターは技術が必要となりますが、やりたい人が多いので、価値が下がります。

 

2.映像に関しては言語の壁を越えることができます。

それは良い面でもあり、悪い面でもあります。

良い面で言えば、世界と戦える、活躍できるということ。

悪い面で言えば、世界の賃金水準に引っ張られることになります。

その結果価格破壊が起こり賃金が下がります。

 

3.アニメ業界というか、メディア業界は非常に中抜きが酷い業界です。

ピラミッド構造をしており、アニメーターはその最下層。末端に位置するのです。

スポンサーから支払われるお金の多くが、製作委員会に流れ、アニメ製作会社まで流れてくるお金は少ないのです。

その予算の中でアニメーターが活動しているので当然、会社の経営は厳しく、従業員(個人事業主)に支払えるお金も限られます。元から少ないパイを奪い合うような状況になるので待遇は良くなりません。

生き残るには?

このアニメーターなら成功する、素晴らしいものを作れるというような信頼や何かしらの付加価値がないといけないでしょう。

ここまで登り詰めれば食えると言われています。

監督というような立場ですね。

しかし、ここまでたどり着けるアニメーターは多くはありません。ほんの一握りです。

それでもやりたいことをしたいという人はアニメーターの道に進むでしょう。

何でアニメーターになったのか?

今はネットがあり多くの情報が手に入る時代です。(嘘も多いですが)

アニメ業界の待遇が悪いことは百も承知でアニメーターになっているのでしょう。

(若者限定だけど)

普通の待遇が欲しいのであれば会社員になりましょう。

会社員になるのが嫌でアニメーターになった、もしくはアニメーターしか出来ないからアニメ業界に入った、夢があったからアニメーターになったのであれば、待遇に不満が出るのはおかしいと思います。

待遇が気に食わないのであれば、辞めるしかありません。

会社員になりたくなくてアニメーターになったのであれば、会社員の良い点だけを羨ましがるのはワガママだと言えます。

そんな人はいないと思いますが。

彼らが求めているのは文化的な生活ができる最低限度の待遇なのですから、これに関しては国が何かしらの規制をするしかないと考えています。私的な領域では対策しようがありませんから。

しかし、そんなことは絶対にありえませんね。

アニメは介護や保育とは重要度が違いますからね。

アニメーターしか出来ないのであれば、文句を言ったところでどうすることもできません。

アニメを作るのが夢であれば、会社員をしながら趣味でアニメを作るのでも良いと思うのです。

今はPCの性能も格段にあがり、アニメが作りたいのであれば、個人の趣味程度であってもできなくはありません。

アニメーターになる理由は様々ですが、何を求めるかによって価値が変わってくると思います。

お金が欲しいのであれば、別の仕事をすると思いますし、今アニメーターで頑張っている人たちは良いアニメを作るために仕事をしているのだと思います。

お金は生きるために必要ですが、それよりも大事なものもあるのでしょう。

尊敬すべき人たちであると思います。

しかし、それでも待遇は良くならない。

どうしようもないことなのです。

手塚治虫

日本初の連続テレビアニメを世に送り出すなど、テレビアニメの始祖でもある。一方で、マンガの収入をアニメの制作費に充てて予算を極端に抑えたため、のちのテレビアニメの制作費が長年にわたって低くとどまる原因になったとする説もある。

制作費が安く、スタッフからは不満が出たそうですが、

手塚治虫は「この業界に来た時点で覚悟して来い」と言っていたそうです。

テレビアニメが生まれてから今日に至るまでこの構造は変わっていないのです。

 プロとして出発するには、際立った個性が必要となる。この、個性というものがどんなものなのか、描いている本人にはぜったいわからないのであって、これを掘り出すのは第三者だ。だから、自己満足に陥って、自信過剰のままマスコミ界へとびこむと、袋だたきにあって、都落ちとなる。漫画界は、予想以上にきびしい世界である。
出典:マンガの描き方 手塚治虫 p38 

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